ティラノスクリプト:フィルター効果演出・演出解除をする[filter][free_filter]

[filter]タグ・[free_filter]の機能とは?

 [filter]タグは、オブジェクト・キャラクターなど名前のあるもの、もしくはレイヤを指定して、様々なフィルター効果を追加できます。画面をセピア色にしたり色彩反転させたりと、ちょっと違った表現をすることが可能です。
 [free_filter]タグは、[filter]タグで付けたフィルター演出の解除をすることが出来ます。

[filter]タグのパラメータ一覧

パラメータ必須解説
layer×フィルタをかけるレイヤを指定します。省略すると、もしくはallと指定するとゲーム画面全てに効果がかかります。初期値はallです。
name×特定の要素にフィルタをかけたい場合に、その要素のnameを指定します。
grayscale×0(デフォルト)~100を指定することで、画像の表示をグレースケールに変換できます。
sepia×0(デフォルト)~100を指定することで、画像の表示をセピア調に変換できます。
saturate×0~100(デフォルト)を指定してあげることで、画像の表示の彩度(色の鮮やかさ)を変更できます。
hue×0(デフォルト)~360を指定することで、画像の表示の色相を変更できます。
invert×0(デフォルト)~100を指定することで、画像の表示の階調を反転させることができます。
opacity×0~100(デフォルト)を指定することで、画像の表示の透過度を変更できます。
brightness×100(デフォルト)を基準とする数値を指定することで、画像の明度を変更できます。0で真っ暗に、100以上の数値でより明るくなります。
contrast×0~100(デフォルト)を指定することで、画像の表示のコントラストを変更できます。
blur×0(デフォルト)~任意の値を指定することで、画像の表示をぼかすことができます。
ティラノ公式より引用

 blurは処理が結構重いようです。それ以外は気になるほどでもないと公式さんが言っています(笑)

[filter]タグの使い方

;特定のオブジェクトを指定して、グレースケールフィルター効果
[filter layer=0 name=キャラ名 grayscale=50 ]
;レイヤを指定して明度を半分にするフィルター効果
[filter layer=0 brightness=50 ]

[filter]タグの効果一覧

 公式から引用してきました。ぼかしの6と8はほとんど変わりませんね。背景にぼかしを入れると主人公の視点っぽくなって結構いいかも知れません。

フィルターのアニメ機能は?

 結構問い合わせが多いのかも知れませんね。今のところ公式のサポートはないそうです。もしかしたらプラグインなどが存在するかも知れませんが、私としては今のところ特に必要性を感じていないので探していません。

[free_filter]タグの使い方

;特定のオブジェクトを指定して、フィルターを打ち消す
[free_filter layer=0 name=オブジェクト名]
;全部のフィルターを打ち消す
[free_filter]

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