ティラノスクリプト：演出テキストを表示する[mtext]

[mtext]タグの機能とは？

　多彩な演出効果をもったテキストを画面上に表示します。指定できる演出アニメーションはこちらのサイトを参照してください。
　初期状態ではレイヤ自体が非表示になっているため、そのままでは[mtext]タグで文字を追加しても画面に表示されません。はじめに[layopt]タグでレイヤ自体を表示状態にする必要があります。

[mtext]タグのパラメータ一覧

パラメータ	必須	解説
layer	×	対象とする前景レイヤを0以上の整数で指定します。初期値は0です。
page	×	レイヤの表ページと裏ページ、どちらを対象とするか。foreまたはbackで指定します。省略すると、表ページとみなされます。初期値はforeです。
text	×	表示するテキストの内容を指定します。
x	◯	テキストの左端位置を指定します。（ピクセル）
y	◯	テキストの上端位置を指定します。（ピクセル）
vertical	×	縦書きにするかどうか。trueまたはfalseで指定します。初期値はfalseです。
size	×	フォントサイズをピクセルで指定します。
face	×	フォントの種類を指定します。Webフォントを使用する場合はtyrano/css/font.cssに定義を記述してください。
color	×	フォントの色を0xRRGGBB形式で指定します。
width	×	テキスト表示部分の横幅をピクセルで指定します。
align	×	文字の横方向に関する位置を指定できます。同時にwidthパラメータを指定する必要があります。left(左寄せ)、center(中央寄せ)、right(右寄せ)。初期値はleftです。
name	×	[anim]タグなどからこの名前でアニメーションさせられます。カンマで区切ることで複数指定できます。（高度な知識：name属性で指定した値はHTMLのクラス属性になります）
bold	×	太字にする場合はboldと指定します。
edge	×	文字の縁取りを有効にできます。縁取り色を0xRRGGBB形式で指定します。
shadow	×	文字に影をつけます。影の色を0xRRGGBB形式で指定します。縁取りをしている場合は無効化されます。
fadeout	×	テキスト表示後にフェードアウトを実行するか否かをtrueまたはfalseで指定します。残った文字を消す場合は[freeimage]タグや[free]タグを使います。詳しいことはこちらを参考にしてください。初期値はtrueです。
time	×	テキストが静止している時間をミリ秒で指定します。初期値は2000です。
wait	×	アニメーションの完了を待つかどうか。trueまたはfalseを指定します。falseを指定すると、テキストの演出完了を待たずに次のタグに進みます。初期値はtrueです。
in_effect	×	文字が表示される際のアニメーション演出を指定します。 初期値はfadeInです。
in_delay	×	文字が表示される際の速度を指定します。何秒遅れて1文字が表示されるかをミリ秒で指定します。初期値は50です。
in_delay_scale	×	１文字にかかるアニメーションの比率を指定します。初期値は1.5です。
in_sync	×	trueを指定すると、すべての文字が同時にアニメーションを開始します。 初期値はfalseです。
in_shuffle	×	trueを指定すると、文字アニメーションのタイミングがランダムに実行されます。初期値はfalseです。
in_reverse	×	trueを指定すると、文字が後ろから表示されていきます。 初期値はfalseです。
out_effect	×	文字が消える際のアニメーション演出を指定します。指定できるアニメーションは http://tyrano.jp/mtext/ を参照。初期値はfadeOutです。
out_delay	×	文字が消える際の速度を指定します。何秒遅れて1文字が消えるかをミリ秒で指定します。初期値は50です。
out_delay_scale	×	１文字にかかるアニメーションの比率を指定します。
out_sync	×	trueを指定すると、すべての文字が同時にアニメーションを開始します。 初期値はfalseです。
out_shuffle	×	trueを指定すると、文字アニメーションのタイミングがランダムに実行されます。初期値はfalseです。
out_reverse	×	trueを指定すると、文字が後ろから消えていきます。 初期値はfalseです。

[mtext]タグの使い方

文字を消さずに取っておくには

　[mtext]タグのout_effectにfalseを指定することで文字を消さずに取っておくことが出来ます。

メッセージレイヤーに演出文字を表示させる

　指定するレイヤーをメッセージレイヤーにすればOkです。

演出の種類の見方と演出方法

　こちらのサイトで演出方法を細かく指定して見ることが出来ます。

　in_effectで指定可能の欄（in_effect=”指定したい演出”）は文字が表示される際の演出。そのひとつ右側にあるのは細かい演出です。こちらは特に必要なければ指定する必要もありません。指定したい場合は、in_sync=trueだとかin_seqence=trueだったりと、in_の後に指定したい細かな演出名を書き、そのあとにtrueで結んでください。２つ演出を付けることは出来ません。後に書いたものが優先されます。
　out_effectで指定可能の欄（out_effect=”指定したい演出”）は、文字が消える際の演出です。その１つ右側にある欄はinと同じ記入方法で、out_sync=trueなどの書き方でOKです。もしも文字を消したくないのであれば、out_effect=falseでOKです。

mtextのエフェクト演出を動画にまとめました↓