ティラノスクリプト:キャラクターの初期設定(絶対必要)・削除[chara_new][chara_face][chara_delete]

[chara_new]の機能とは?

 登場するキャラクターの情報を定義します。このタグでキャラクターを定義しておくことで、[chara_show]タグでそのキャラクターを表示したり、[chara_mod]タグでキャラクターの表情を変更したりできます。
 このタグに指定したnameパラメータは[chara_show]を始めとするキャラクター操作系のタグに使われます。他にも[anim]タグや[kanim]タグにキャラクターのnameを指定することもできます。つまり、キャラクターを自由にアニメーションさせられます。っていうか、絶対に必要な処理です
 なんか↑引用で色々難しそうなこと言いましたけど、キャラクターを登場させるために、この初期設定は通らなくてはならない道です。

[chara_new]のパラメータ一覧

パラメータ必須解説
nameキャラクターを管理するための名前を半角英数で指定します。このnameは他のキャラクターと同じにしてしまってはダメ。同じにしてしまうと、後半定義したものに塗りつぶされてしまってもう片方の設定が死にます(経験者は語る)
またキャラクターの名前だけでなく、他の素材関係[ptext][image]など名前を指定するものすべてにおいて重複してはいけません。完全オリジナル唯一無二の絶対正義じゃないとダメです。
storageキャラクター画像を指定します。画像ファイルはdata/fgimageフォルダに配置します。
width×画像の横幅を指定できます。
height×画像の高さを指定できます。
reflect×画像を左右反転するかどうか。trueまたはfalseで指定します。trueを指定すると、画像を左右反転して表示します。初期値はfalse
color×キャラクターの名前を表示するときの色を指定できます。0xRRGGBB形式で指定します。
jname×このキャラクターをネームスペースに表示する場合、適用する名称を指定できます。例えば、#yuko と指定すると メッセージエリアに ゆうこ と表示できます
ティラノ公式から引用したものを加工

[chara_new]の具体的な使用方法

 説明する前に1つ、いちもんじがゲーム制作をする中で最初からこうしておけば良かったと思ったことを書いておきます。
 制作段階で、キャラクターの立ち絵を増やしたくなるときがあるかも知れません。なので、以下紹介する内容は、マクロとして常に呼び出すシナリオの中に書いておくことをオススメします!

①キャラクターの宣言をする

 ティラノスクリプト側に、このゲームにはこんな登場キャラクターが居るんだぞ!良いか!把握しておけよ!と、高らかに宣言する必要があります。こんな感じで。

;このゲームで登場するキャラクターを宣言
;ichimonji
[chara_new name=”ichi” storage=”chara/ichi/ichi.png” jname=”真剣 一文字”]

 chara_new name=”この部分”は、出来るだけ手間がかからない、けど分かり易いものを付けておくことをおすすめします。それは何故かと言いますと、キャラクターの表情とか立ち絵を変更したいときに使用するタグがこんな感じに、キャラクターを宣言したときに付けた名前を使用するからです。

#ichi:ikemen
わぁ~!僕ってイケメン!!

立ち絵データの保存先

 立ち絵のデータは、date/fgimage/chara/各キャラ名のフォルダ(できればローマ字名で)に入れておきましょう。

キャラクター名表示欄で名字と名前の間に半角スペースを入れたい場合

 jname=”真剣 一文字”の部分は、該当キャラクターが喋る度にメッセージウインドウに表示される名前です。ただ、この半角スペースは実際にメッセージ欄には反映されないものと思われます。
 もしも半角スペースを入れたいぞ!と言うときは、キャラクターを喋らせた後に、こんな感じに表記したら良いと思います。面倒ですが、一文字はキャラを喋らせるたびにこうしてます。(マクロに登録しておくといちいち書く必要はありませんが、マクロ名を覚えきれないので…(笑))

#ichi:ikemen
#真剣 一文字

 アンドensp;というのが、半角スペースを表しています。ワードプレスで書くと勝手に半角スペースに変換されてタグが表示出来なかったので、アンドだけカタカナで書かせてください…(´;ω;`)

②キャラクターの表情を登録する

;立ち絵差分を定義
[chara_face name=”ichi” face=”ikemen” storage=””chara/ichi/ichi.png” ]
[chara_face name=”ichi” face=”kutiake” storage=””chara/ichi/ichikutiake.png” ]

 もし2枚立ち絵の差分があれば、こんな感じに2行書いてください。
 で、ここで大事なのは、chara_face name=”ichi“の”この部分”で、↑のキャラクターの宣言で定義した名前と必ずリンクさせておいてくださいね。
 face=””で書く中身も、出来るだけ自分が把握しやすいものにしておきましょう。例えば何か喋ってるような表情の時は、どのキャラクターにも共通して”kutiake”にしておくとか。私はそうしてます。

実際に立ち絵を変更するときのスクリプト

#ichi:ikemen

 最初にシャープを付けて、宣言で定義したキャラ名:(コロン)、そして↑で定義した表情名で、立ち絵を変更させることが出来ます。で、一応キャラクターの名前を書いておくと、半角つきで名前表示してくれますよ。

 以上でキャラクターを登場させるために必要な初期設定はおしまいです。差分に追加をしたいときは、②キャラクターの表情を登録するで紹介したタグをマクロに追加する形で増やしていきましょう。

キャラ情報の削除[chara_delete]タグ

 上記で指定した定義(初期設定)を消し去りたい場合は、このタグを使用してください。

[chara_delete=”ichimonji” ]

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