ティラノスクリプト:カメラ移動を使う[camera][reset_camera]カメラをリセットする

[camera]タグの機能とは?

 カメラのズームやパンのような演出ができます。カメラ機能を使うことで、キャラクターの立ち絵の表情にフォーカスをあてたり、一枚絵のいろんな個所をズームしてみたりと多彩な演出ができます。
 カメラ機能を使用するには Config.tjs の useCamera を true にする必要があります。また、カメラ機能を有効にした場合、画面の中央寄せ( ScreenCentering )が無効になります。カメラの座標は画面中央が( x=0 y=0 )です。たとえば画面右上は x=200 y=200 、画面左下は x=-200 y=-200 という座標指定になります。

★重要
 カメラ演出が終わったら、必ず[reset_camera]でカメラの位置を初期値に戻してください。カメラを戻さないと、背景の変更 [bg]タグ等は使用できません。
 また、カメラ移動を何度も使っていると何か変な動作になります。例え[reset_camera]を何度やってみても上手く行かなくなります。そんな時はこちらの記事を参照してみてください。↓

[camera]タグのパラメータ一覧

パラメータ必須解説
time×カメラが座標へ移動する時間をミリ秒で指定します。初期値は1000
x×カメラの移動するX座標を指定します。
y×カメラの移動するY座標を指定します
zoom×カメラの拡大率を指定します。 2 と指定すると2倍ズームとなります。
rotate×カメラの傾きを指定します。 20 と指定するとカメラが20度傾きます。
from_x×カメラの移動開始時のX座標を指定できます。
from_y×カメラの移動開始時のY座標を指定できます。
from_zoom×カメラの移動開始時の倍率を指定できます。
from_rotate×カメラの移動開始時の傾きを指定できます。
wait×カメラ移動の完了を待つかどうかを true または false で指定します。 false を指定するとカメラ移動中もゲームを進行できます。初期値はtrue
layer×カメラの効果を与えるレイヤを指定します。背景なら base 、前景レイヤなら 0 以上の数字。これを指定すると、カメラの影響を特定レイヤに限定できます。通常はすべてのレイヤに対して影響を及ぼします。初期値はlayer_camera
ease_type×カメラの移動演出を指定できます。
ease (開始時点と終了時点を滑らかに再生する)
linear (一定の速度で再生する)
ease-in (開始時点をゆっくり再生する)
ease-out (終了時点をゆっくり再生する)
ease-in-out (開始時点と終了時点をゆっくり再生する)
ティラノ公式より引用

[camera]タグの使い方

;以下のスクリプトは公式のを引用したやつ↓
[camera zoom=2 x=180 y=100 time=1000]
[camera x=-180 y=100 time=2000]
[camera zoom=2 from_zoom=3 x=180 y=100 time=1000]
;カメラの位置を元に戻す
[reset_camera]

;罪と罰という一文字のゲームで実際にカメラ移動を使ったスクリプト↓
[camera x=0 y=0 time=0]
[camera time=500 x=-0 y=200 zoom=”5″]
[bg storage=”white.png” time=300 method=”fadeIn”]
[reset_camera]

 罪と罰作ったのがもう9ヶ月くらい前の話なんで、なぜX=-0にしたのかさっぱり分かりませんが、とりあえず[camera x=0 y=0 time=0]の処理は最初に書いておくとエラーなどが出なかったと思います。ちなみにカメラ移動を使っているゲームはこちら↓

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