ティラノスクリプト:大きな画像をスクロールして表示させる[image][anim]

 例えば広大な宇宙を表現したいとしましょう。画面のサイズは1280×720です。用意するのは、横幅が2倍の2560×720の宇宙の画像。それを左から右に、もしくは右から左に…スクロールしてアニメーションさせるとか。例えば美女のつま先から頭の天辺まで、舐めるように見る描写としてスクロールさせるとしましょう。その場合は1280×1440の画像を用意して下からアニメ―ションさせます。
 考え方は分かるけれども、スクロールをさせようとすると毎回画像があっちこっちにいってしまいます。なので、今回はそれをまとめておきたいと思います。

要確認事項

前提条件
画面サイズ:1280×720
画像サイズ:1280×1440
画像ファイルはmyprojects→データ名→data→fgimageの中へ投入

下から上にスクロールするアニメーションスクリプト

 画像の下半分を画面に表示させた状態で、徐々に上に上がっていくスクリプトです。セクシーなお姉さまの足元から頭の天辺までを表示させるイメージで。

;一応書いておきます。レイヤーを可視化
@layopt layer=1 visible=true
;画像の表示、0.8秒かけて画像を表示させる -720で画面の一番下を指定しています。
[image name=”画像名” storage=”ファイル名.png” layer=”1″ x=”0″ y=”-720” time=”800″]
;下から上に3秒かけて画像の上半分を表示させるように移動
[anim name=”画像名” time=3000 left=0 top=0]

画面外から上下に幕を下ろす感じのアニメーションスクリプト

 こちらは、舞台のように上から幕が下りて来る感じのイメージのスクリプトです。画面外に画像を配置して、そこからストーン!と画像が下りてきます。そのまま通過させたければ、一番下のtopをこうしてください。するーっと抜けて行きます(笑)

[anim name=”画像名” time=3000 left=0 top=1440]

;一応書いておきます。レイヤーを可視化
@layopt layer=0 visible=true
;一瞬で画面外に画像を表示させます
[image name=”画像名” storage=”ファイル名.png” layer=”0″ x=”0″ y=”-1440” time=”0″]
;3秒かけて画像の一番上が画面の一番上の辺にぴたりとくっつく感じで表示させます
[anim name=”画像名” time=3000 left=0 top=0]

ポイント

 上下も左右も動きは同じイメージなので、ただ単にxとleftを動かすか、はたまたyとtopを動かすかの違いですから、その辺は割愛させていただきますね。

  • 画面外から画面をスクロールする場合は(マイナス)-画像サイズ(上下移動なら画像の高さそのまま、左右なら幅をそのまま書く)
    [image name=”画像名” storage=”ファイル名.png” layer=”0″ x=”-幅” y=”高さ” time=”0″]
  • 画面に最初から画像を表示させておいてスクロールする場合は(マイナス)-画像の半分サイズ(上下移動なら画像の高さの半分、左右なら幅の半分のサイズを書く)
    [image name=”画像名” storage=”ファイル名.png” layer=”0″ x=”-幅の半分” y=”高さの半分” time=”0″]

 また、カメラタグでも同じようなスクロールは可能でしょう。どちらがいいかと言われると、大きな画像を用意しなくていいカメラタグの方が良いのかも知れませんが、ズームをするとどうしても画質が荒くなってしまいますので、その辺が気になることもあってこの方法を取っています。

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